包茎手術体験記 No.1〈前書き〉

今日、22年間に及ぶ包茎人生の幕が降りた。

 普通の人が何歳で包茎を卒業するのかは知らないけれど、割礼にしては遅すぎるくらいなのだと思う。今まで、ぬくぬくと皮に守られてきた亀頭が「なぜ切った!!」と悲痛な叫び声をあげている。自分も、気が遠くなるほどの激痛に「なぜこんな事をしてしまったのだろうか…別の道もあったじゃないか…」と後悔しそうになっている


その痛みを紛らわすために…否、気持ちが負けないように、この体験を記録に残すことを決めた。


自分がなぜ手術を受けたのか。手術を受けて何を思うのか。

 この経験が後世の礎となる。自分は人柱なのだ。そう考えれば、今自分を襲っている苦しみなんて大した事ではないと思える。なので、少しでも多くの人がこの体験記を読み、性器に関する悩みを解消する糧にしてくれる事を願っている

 自分はあなたを救いたい。あなたが救われれば、自分も報われる気がするから。だから、一文字でも多く読んで欲しいし、少しでも役に立つ事を書きたいと切実に思っている。「心が楽になった」とか「役に立った」と言って欲しい。なんなら嘘でも良い。そんな感じである。

最後まで付き合って頂ければ幸いだ。